近年、「運動不足」が社会問題として注目されるようになっています。テレワークの普及やライフスタイルの変化により、知らず知らずのうちに体を動かす機会が減っていませんか?
ゴルフがおすすめの理由
じつはゴルフって、楽しみながらも無理なく運動不足を解消できる優秀なスポーツなんです。さらに、ストレス解消やメンタル面への好影響もあり、心と体の健康をトータルでサポートしてくれます。
「ジムに通うのはちょっとハードルが高い」「激しい運動は続かない」――そんな人にこそおすすめしたいのが“ゴルフ”です。
この記事では、ゴルフがもたらす運動効果や他の運動との比較、ストレス解消のポイントなどをわかりやすく解説していきます。

ゴルフはどれくらい運動になるのか?
歩数とカロリー消費量の目安
ゴルフのイメージとして「ゆったりしている」「あまり運動にならなさそう」と思われがちですが、実際は1ラウンド(18ホール)を回ることで、ある程度の運動量になります。
以下は、プレースタイル別の目安です。
ゴルフプレー別の運動量比較表(18ホール)
プレースタイル | 歩数の目安 | 移動距離 | 消費カロリー(男性) | 消費カロリー(女性) |
---|---|---|---|---|
徒歩プレー | 約12,000〜15,000歩 | 約6〜8km | 約900〜1,300kcal | 約700〜1,000kcal |
カート使用プレー | 約6,000〜8,000歩 | 約3~5km | 約400〜700kcal | 約300〜600kcal |
日本人平均(参考) | 男性:約7,000歩/日 女性:約6,000歩/日 | ― | ― | ― |
この表を見ると、徒歩で1ラウンド回るだけで、日常生活の2倍近い歩数を無理なく確保できることがわかります。まさに「楽しみながら運動不足を解消」できる理想のアクティビティですね!
他の運動と比べたときのゴルフの位置づけ
次にゴルフがどれくらい運動になるのか、他の代表的な運動とカロリー消費量を比べてみましょう。以下は体重65kgの成人を想定した1時間あたりのカロリー消費の目安です。
種目 | カロリー消費量(kcal) | 特徴 |
---|---|---|
ゴルフ(徒歩) | 約300〜400(※1ラウンドで900〜1300) | 有酸素+筋トレ+自然の中でのプレー |
ウォーキング(速歩) | 約250〜350 | 続けやすく膝にやさしい |
ジョギング | 約500〜700 | 心肺機能向上に効果的だが関節への負担あり |
サイクリング | 約400〜600 | 全身を使い膝にやさしい |
テニス | 約500〜700 | 高強度の全身運動 |
水泳 | 約600〜800 | 高カロリー消費だが継続が難しい場合も |
登山 | 約600〜900 | ゴルフに似た自然の中での運動 |
ヨガ | 約150〜250 | 柔軟性とリラックス重視 |
この表の通り、1時間あたりの消費カロリーで見るとウォーキングと同程度なので、体力に自信のない方でも続けられます。さらにスイングをすることで筋トレの効果もあり、自然の中でのプレーでリフレッシュ効果が高く、会話をしながらプレーをするので社交性もあります。さらにショット時には集中することでメンタル面にも好影響与えてくれる「最強のスポーツ」なのです。
ゴルフの魅力的なポイント
- 年齢や体力に関係なく楽しめるため、生涯スポーツとして理想的
- 中程度の運動強度なので、無理なく継続しやすい
- 自然の中でのプレーでリフレッシュ効果が高い
- 社交性があり、メンタル面にも好影響
自然がもたらすリラクゼーション効果
【1. ストレス軽減】
- 自律神経が整う:交感神経(緊張)から副交感神経(リラックス)へ切り替わる。
- コルチゾール(ストレスホルモン)の減少:森林内や鳥のさえずりさえずりなどで低下。
【2. 不安や抑うつの軽減】
- 鳥の鳴き声を聞くと気分が明るくなりやすく、安心感が得られる。
- 自然音にはセロトニン分泌の促進するこうかがあり、気分を安定させるホルモンが出やすくなる。
- 森林内では抑うつや不安の軽減が報告されている。
【3. 免疫力アップ】
- NK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性化で病気への抵抗力を高める。樹木が発する「フィトンチッド(植物の香り成分)」が影響している。
【4. 睡眠の質が向上】
- 日中に森林を歩くことでメラトニン分泌が促され、夜間の睡眠が深くなる。
ゴルフ場は緑に囲まれた広大な敷地にあり、都会の喧騒を離れて自然と触れ合える場でもあります。この環境そのものが、ストレスを軽減する大きな要因となっています。鳥のさえずりや風の音を聞きながらプレーすることで、気分が落ち着き、精神的にリラックスできます。森林浴効果とも呼ばれるこの癒しは、日々の仕事や家庭のストレスから解放させてくれます。

マインドフルネスと集中力
ゴルフでは、一打一打に集中することが求められます。風の向きや傾斜、グリーンの状態などを分析しながら、最適な戦略を練る必要があります。この集中状態は、心理学的には“マインドフルネス”と呼ばれ、心を今この瞬間に向けることで、過去の後悔や未来の不安から解き放たれる効果があります。精神的な安定感を得ると同時に、心の疲労回復にもつながります。
適度な有酸素運動
ゴルフは激しい動きを必要としないため、年齢や体力に関係なく楽しむことができます。しかしその一方で、1ラウンド(18ホール)を徒歩で回ると、およそ8,000~12,000歩を歩くことになり、4~6kmほど移動することになります。この歩行は立派な有酸素運動であり、心肺機能の向上、血流の改善、脂肪燃焼などの健康効果が期待できます。
また、スイング動作では肩、腰、脚、体幹など多くの筋肉を使います。これにより、柔軟性の向上や筋力のバランスを整える効果もあり、健康的な身体作りに役立ちます。
社交性が健康を支える
ゴルフは個人競技の側面を持ちながらも、グループでプレーすることが一般的です。このため、プレー中の会話や笑顔、ちょっとしたコミュニケーションを通じて、社会的なつながりが深まります。これが孤独感の解消やメンタルヘルスの改善につながり、精神的な安定につながります。
また、ゴルフを通じて新しい友人や仲間と出会うこともあり、定期的に人と関わる機会が増えることは、うつ病の予防や認知症のリスク軽減にも効果的だとされています。
成長と達成感がもたらす自己肯定感
ゴルフでは、スコアアップやナイスショットの成功など、小さな達成感を積み重ねることができます。これにより、自信が育まれ、自己肯定感が高まります。また、自分の成長を実感することで、プレーへのモチベーションも維持しやすくなります。運動が長続きしない人でも、ゲーム性のあるゴルフなら楽しみながら継続できるのです。
メンタルヘルスにも良い影響
適度な運動や自然との触れ合いによって、セロトニンなどの”幸福ホルモン”が分泌されるため、気分が安定し、不安や抑うつ感の軽減に効果があります。さらに、ゴルフでは自分と向き合う時間が多いため、心を整理し、精神のバランスを取るきっかけになります。忙しい日常から離れて、静かに自分と対話する時間は、精神面での健康に非常に重要です。
生涯スポーツとしての魅力
ゴルフは、年齢を問わず長く楽しめるスポーツです。特に高齢者にとっては、無理なく身体を動かしながら、社交性や達成感を得られる活動として理想的です。長期的にプレーを続けることで、生活習慣病の予防や、認知機能の維持、筋力低下の抑制など、多方面にわたって健康への効果が期待できます。
ゴルフを始めるなら今がチャンス
最近では、初心者向けのスクールや打ちっぱなし施設も充実しており、手ぶらで体験できるプランも豊富です。また、道具も中古品などを活用すれば、コストを抑えて始めることができます。
「運動は苦手だけど、体を動かしたい」「自然の中でリフレッシュしたい」「健康のために何か始めたい」――そんな方には、ゴルフは最適な選択肢の一つです。
まとめ:ゴルフは「ゆるく・長く」続けられる健康習慣
ゴルフはストレス解消、有酸素運動、社交性、メンタルケア、そして生涯スポーツとしての側面を兼ね備えた、とてもバランスのよい健康法です。特に「運動不足を感じている」「仕事や生活のストレスを軽減したい」「仲間と楽しみながら健康になりたい」という方にはぴったりのスポーツ。
まずは気軽に打ちっぱなしからでもOK!ぜひこの機会にゴルフを始めて、健康的で充実したライフスタイルを手に入れてみてはいかがでしょうか?
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