ゴルフ初心者から中級者が「100切り」を達成するためには、ポイントを押さえた効率的な練習と戦略が欠かせません。特にスコアメイクに直結するショートゲームや、ミスを防ぐコースマネジメント、安定したティーショットの重要性を理解することが成功への鍵となります。また、普段の練習場での意識やラウンド中のメンタル管理も、スコアを安定させるために必要不可欠です。本記事では、これらの5つの重要なポイントをわかりやすく解説し、あなたのゴルフを確実にレベルアップさせるヒントをシリーズでご紹介します。また、紹介した練習方法を頭に入れ最後に紹介する動画を見て頂けると、より理解が深まると思います。
- なぜ、ショートゲームがスコアを左右するのか?
- OBや池ポチャを防ぐ、シンプルなマネジメント術
- 飛距離よりも大事な安定したティーショットとは?
- 練習場では何を意識すべき?
- ラウンド中に崩れないためのメンタル管理のコツ
今回は、「第一弾なぜショートゲームがスコアを左右するのか?」をアプローチ編をお送りします。最後におすすめYouTube動画もご紹介します。徹底解説します。
ゴルフスコア「100切り」を達成するたの、5つのポイント!関連記事
パッティングの極意、パッティングは技術より“心”?
練習場では何を意識すべき
OBや池を防ぐ、シンプルなマネジメント術
飛距離よりも大事な安定したティーショットとは?
ショートゲームとは何か
ショートゲームとは、主にグリーン周りからカップインまでのプレーを指します。具体的には以下が含まれます。
- アプローチショット
- チップショット
- バンカーショット
- パッティング

これらは距離が短い分、繊細な技術と正確な判断力が求められる場面です。
ショートゲームがスコアに与える影響
ゴルフの18ホールの中でドライバーを打つのは最大でも14回ほどですが、パッティングだけで30回以上というケースも珍しくありません。アプローチやチップショットを含めると、実にスコアの半分以上がショートゲームによって決まるのです。つまり、ここでの精度が低ければ、いくら飛距離があってもスコアは安定しません。

精度とリカバリー力が求められる
ショートゲームでは距離感や方向性の正確さが極めて重要です。特にグリーン周りでは、わずかなミスがボギーやダブルボギーに直結します。しかし、ショートゲームが得意であれば、多少ミスショットをしても寄せワンでカバーすることが可能です。これはリカバリー能力が高いということであり、スコアメイクには欠かせません。
ショートゲームが安定感を生む理由
ショートゲームの精度が上がることで、全体のプレーに安定感が生まれます。ミスをしても冷静にリカバリーできるという自信があると、プレッシャーのかかる場面でも落ち着いて対応できます。心理的な安心感も、プレー全体の質を高めてくれるのです。

パッティングの重要性は絶大
1ラウンドで3パットが5回あると、それだけで5打のロスになります。逆に、正確なライン読みと距離感を身につければ、2パット以内でのカップイン率が格段に上がり、スコアに直結します。パターの技術はゴルファーにとって最大の武器です。
効率的なショートゲームの練習法
- 距離感を養う練習
- 球筋のバリエーションを増やす
- スイングの大きさを変える
- ボール位置を変えてみる
- 転がす or 上げるを明確に打ち分ける
ゴルフのスコアを安定させるためには、ショートゲームの引き出しを増やすことが非常に重要です。中でもアプローチショットにおける具体的な練習方法を紹介します。
距離感を養う練習
アプローチで距離感を養う練習法は、スコアアップに直結する重要ポイントです!ここでは、初心者でもすぐに実践できる方法をいくつか紹介します。
1. 下手投げ練習(感覚づくりに最適)
クラブを使わず、まずは自分の手でボールを下手投げしてみましょう。
目標に向かって「これくらいの強さ・高さで投げたら届くかな?」という感覚を養えます。
それをクラブに置き換えると、体が自然と距離感を覚えてきます。
2. 同じ距離でクラブを変えてみる
たとえば、30ヤードの距離で「サンドウェッジ」「ピッチングウェッジ」「9番アイアン」など、複数のクラブで打ってみる練習です。
クラブによって弾道や転がりが変わるので、距離感の違いが明確になり、状況判断の幅が広がります。
3. テンポとスイング幅を一定にする
スイングのリズム(テンポ)と振り幅を意識すると、距離が安定しやすくなります。
「9時〜3時の振り幅で20ヤード」「10時〜2時で30ヤード」など、体感で覚えるのがおすすめ。
4. ワンバウンド目を狙う練習
ピンに直接寄せるのではなく、1バウンド目を落とすポイントを狙う練習です。
「ここに落とせばこのくらい転がる」という考え方が身につくと、どんな状況にも対応しやすくなります。
5. 転がる距離を予測して答え合わせ
打つ前に「このショットは何ヤード転がる」と予想してから打ち、実際と比べてみる練習も効果的。
毎回予想と実際のズレを確認することで、感覚がどんどん正確になります。
球筋のバリエーションを増やす
アプローチは、球筋のバリエーションを増やすことで対応力が大きくアップします!
ピン位置やライの状況に応じて「高く上げる」「低く出して転がす」「スピンをかける」などの引き出しを持つことで、スコアメイクに強くなれます。ここでは、その球筋を増やすための具体的な練習方法を紹介します!
クラブを変えて球筋の違いを知る
同じ距離でも、使うクラブによって弾道や転がりの具合がまったく異なります。クラブごとの特性を理解することで、より戦略的なアプローチが可能になります。
同じターゲットに向かって以下のクラブを使い分けて打ってみましょう。
- サンドウェッジ(SW)
- アプローチウェッジ(AW)
- ピッチングウェッジ(PW)
- 9番アイアン
それぞれのクラブでの弾道の高さ、落下点、ランの量を比較してみることで、状況に応じた最適な選択肢が見えてきます。
→ これだけで「寄せの引き出し」が一気に広がります。
スイングの大きさを変える
スイングの大きさを変えることで球筋にバリエーションを持たせることができます。スイング幅によって弾道の高さやスピン量が変わり、状況に応じた対応力が身につきます。
- 9時〜3時(ハーフスイング)
- 8時〜4時(クォータースイング)
- コンパクトに手首だけ(チップショット風)
それぞれで球の高さやスピン量が変化するので、繰り返し試して感覚を覚えましょう。
ボール位置を変えてみる
構えたときのボールの位置でも球筋が変化します。
ボール位置 | 球筋の特徴 |
---|---|
右足寄り | 低く出てよく転がる |
中央 | バランスの良い中弾道 |
左足寄り | 高く上がって止まりやすい |
→ 同じクラブでも、打ち方や構えを変えるだけで球筋のバリエーションが増えます。
転がす or 上げるを明確に打ち分ける
“寄せワン”に強くなるには「転がすアプローチ」と「上げて止めるアプローチ」の切り替えが重要です.
- 転がす:9番アイアンやPWで、ラン多めに計算して打つ
- 上げる:SWやAWでふわっと上げてピタッと止める
ライ(地面の状態)に応じて選択できるように、同じ場所から2種類の打ち方を毎回やってみるのが効果的です。
まとめ
アプローチにバリエーションを持たせることは、あらゆる状況に対応するための大きな武器になります。
- クラブごとの違いを知る
- スイング幅を使い分ける
- ボール位置を工夫する
- 転がす・上げるを明確に判断する
これらを練習に取り入れることで、寄せの精度がぐっと上がり、ショートゲームの安定感が増します。ぜひ、次回の練習から取り入れてみてください。
ACCORDIA GOLFでショートゲームについて宮里美香プロが語っている記事もあったのでよろしければご覧ください。
おすすめYouTube動画3選!
今回ご紹介するのは、「堀川未来夢チャンネル」「ゴルフ飛ばしてなんぼ!」「ゴルフレッスン動画 Tera-You-Golf」による「アプローチ上達の秘訣」に必要な基本から応用テクニックまで丁寧に解説された動画です。特に「距離感をつかむ練習法」や「グリーン周りでのクラブ選択」のポイントは、実践的で初心者にもわかりやすい内容です。
「堀川未来夢チャンネル」
まずご紹介するのは「堀川未来夢チャンネル」の動画です。この動画では色々なパターンのアプローチを教えてくれます。また、笑いもあるので楽しみながら勉強ができます。
「ゴルフ飛ばしてなんぼ!」
次にご紹介するのは「ゴルフ飛ばしてなんぼ!」この動画では初心者が陥りやすいミスの解説も詳しくしています。「あ!これ自分もやっているミスだ!」というパターンも出てくるのでご自身の改善にも役立つはずです。また、動画のテンポがいいのですぐにでも練習に行きたくなる動画です。
「ゴルフレッスン動画 Tera-You-Golf」
最後にご紹介するのは、「ゴルフレッスン動画 Tera-You-Golf」この動画のてらゆーさんは有名なレッスンコーチなので分かりやすいのはもちろん、見落としがちな注意点や練習量など、細かいところまで教えてくれます。
まとめ
ゴルフは飛ばすだけじゃスコアは伸びません。結局カップに寄せて入れるまでが勝負。だからこそ、アプローチが上手い人ほど強いんです。クラブや打ち方を工夫して、自分だけの“寄せの引き出し”を増やしていきましょう。明日からでも取り組める内容ばかりなので、ちょっとずつでいいので練習に取り入れ実践してみてください。
次回予告:パッティングの極意、パッティングは技術より“心”?スコアを左右する最重要スキルを徹底解剖!
ゴルフにおいて、最後にスコアを決めるのは「パター」です。
次回の記事では、
・なぜパッティングがスコアに直結するのか
・ミスを減らすための技術と練習法
・実戦で力を発揮するためのメンタルコントロール
・3パットを防ぐためのコースマネジメント
など、スコアメイクに欠かせない“パッティングのすべて”を徹底的に解説します。
特に、「ラインを読めているのに入らない」「練習では入るのに本番で打てない」という方は必見です。
次回予告:パッティングの極意、パッティングは技術より“心”?
読み終わったあと、きっとグリーン上の景色が変わります。
どうぞお楽しみに!
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