どうも!「ゴルフのトビラ」管理人のパブロです。
練習場ではナイスショットが出るのに、いざコースに出ると「また池ポチャかよ~!」とか「OBで3打目打ち直し~!」なんて、つい叫んでしまうことありませんか?私はあります、しょっちゅう。笑
今回はそんな私自身の苦い経験を交えつつ、シリーズでお送りしている100切りを達成するための5つのポイント第4弾は「OBや池ポチャを防ぐコースマネジメント術」をテーマに語っていきます。

なぜ?どうして?OB・池ポチャを防ぐ思考のスイッチ
「マネジメント」なんて聞くと、なんだか難しそう…って思いますよね。でも大丈夫! プロみたいな高度な戦略じゃなくて、もっと基本的な「考え方」を変えるだけなんです。
1. そのティーショット、本当にドライバーが必要? ~クラブ選択の呪縛から解放されよう~
さあ、ティーショット!多くの初心者さんが、反射的にドライバーを握っていませんか?「ドライバーがいちばん飛ぶから、使わないと損!」
「男ならドライバーでしょ!」
気持ちはわかります! 私もそうでした。というか今でもたまにそうなります。でも、ちょっと考えてみてください。そのホール、本当にドライバーで打つ必要、ありますか?
- コースが狭い
- 左右どちらか、あるいは両サイドにOBゾーンや林が迫っている
- フェアウェイの先に池やバンカーが待ち構えている
こんなホールで、まだ安定しないドライバーを力いっぱい振ったら…どうなるかは想像つきますよね? そう、OBや池ポチャのリスクがぐーんと高まっちゃうんです。
【シンプルな考え方①】
「飛ばす」ことより「セカンドショットが打ちやすい場所に置く」ことを最優先に考える!
ドライバーにこだわらず、フェアウェイウッド(スプーンやクリーク)、ユーティリティ、場合によってはアイアンでティーショットを打つ、という選択肢を持ってみましょう。
「えー、でも飛距離が出ないじゃん…」
確かに、ドライバーよりは飛びません。でも、考えてみてください。
- ドライバー→ OB→打ち直し or 前進4打
- ユーティリティで安全に→フェアウェイ →距離はあるが2打目
どっちがスコア的に良いかは明らかですよね? 飛距離は少しロスしても、確実にフェアウェイにボールがあれば、精神的にも楽ですし、次のショットも打ちやすいはず。
特に、まだドライバーが安定しないゴルファーにとっては、「OBを打たないクラブでティーショットする」という考え方が、スコアメイクの大きなカギになります。「ドライバーは、広いホールや自信のある時だけ使う」くらいの気持ちでいると、気持ちも楽になります!
2. 狙うは一点じゃない!「打ってはいけない場所」を避ける意識
ナイスショットを打とう!ピンをデッドに狙おう! …これも、初心者さんが陥りがちなワナです。
もちろん、目標を持つことは大事。でも、今の自分の技術レベルで、毎回ピンポイントに狙うのは現実的でしょうか? 少し左右にズレただけで、OBや池、深いバンカーに捕まってしまう危険はありませんか?
【シンプルな考え方②】
「どこに打ちたいか」より「どこに打ってはいけないか」を先に考える!

コースには、「ここだけは絶対に避けたい!」という危険ゾーン(ハザード)がたくさんあります。OBゾーン、池、深いバンカー、密集した林などですね。
ショットに入る前に、まず「絶対に打ってはいけない場所」を確認しましょう。そして、そこから一番遠い、安全なエリアを狙うんです。
例えば…
- 右サイドがOB、左サイドは広いフェアウェイ
→ 無理にフェアウェイセンターを狙わず、フェアウェイの左半分を狙う。最悪、左のラフでもOBよりはずっとマシ! - グリーン手前に大きな池
→ 無理にピンを狙わず、グリーンの広い部分や、場合によっては手前の花道を狙う。「乗らなくてもOK、池を避ければOK」と考える。 - フェアウェイが狭く、左右に林
→ 無理にドライバーで狭い隙間を狙わず、アイアンなどで確実にフェアウェイに置く。
ポイントは、「自分のショットが左右にブレる幅」を考慮に入れること。練習場で「だいたい左右〇ヤードくらいはブレるな」という感覚を掴んでおくと、コースでの狙いどころ設定に役立ちます。
完璧なショットじゃなくていいんです。「最悪の事態(OBや池ポチャ)を避ける」という意識を持つだけで、スコアは驚くほど安定しますよ!
ここで少し補足
ゴルフってメンタルスポーツってよく言うけど、本当にその通り。特に池とかバンカーとかOBラインって、見た瞬間に「ヤバイ」と思って体がこわばっちゃいますよね。
私も「池に入れるなよ、池に入れるなよ」って思いながらスイングして、しっかり池に入れました。笑
これ、脳が池を意識しすぎてスイングが崩れるパターンです。
危険な場所は“見ないフリ”が勝ち!脳は否定語を理解できない!
まず、一番大きな理由がこれ。
脳は「○○するな」という否定形を理解せず、キーワードだけを認識してしまうんです。
たとえば:
- 「OBするな」→ 脳は「OB」にフォーカス
- 「池に入れるな」→ 脳は「池」に集中
つまり、意識すればするほど「OB」や「池」が頭に焼きついてしまい、体がそっちに向かってしまうんです。
だから、危険なエリアは“見ないフリ”して、「ここに打つ!」っていう安全なターゲットをしっかり決めてそこだけを見るのがコツ。プレッシャーから解放されると、ナイスショット率も上がるんです。
3. 「刻む」は逃げじゃない!賢い戦略なんだ!
「池越えだけど、距離的にはギリギリ届きそう…」「林の中からだけど、グリーン方向が開けてる…」
こんな時、あなたならどうしますか?
「男は黙って勝負だ!」「一か八か狙ってみよう!」
…気持ちはわかりますが、これも大叩きの元。特に初心者さんの場合、難しい状況からのナイスショットは、なかなか期待通りにはいきません。成功確率が低いショットにチャレンジして失敗するより、安全策を取る方が、結果的に良いスコアにつながることが多いんです。
【シンプルな考え方③】
無理せず「刻む」勇気を持つ!1打多くなっても、大叩きを防ぐ方が大切!
「刻む」とは、無理にグリーンや次の目標地点を狙わず、安全な場所に確実にボールを運ぶこと。一見、遠回りに見えるかもしれませんが、これが非常に有効なマネジメントなんです。
- 長いパー4やパー5の2打目: 無理にグリーン近くまで飛ばそうとせず、フェアウェイの広い場所や、自分が得意な距離が残る場所にレイアップ(刻む)する。
- 林の中からの脱出: 無理にグリーン方向を狙わず、まずはフェアウェイに出すことを最優先する。横に出すだけでもOK!
- アゴの高いバンカー: 無理にピンに寄せようとせず、まずはバンカーから出すことだけを考える。
「刻むなんて、なんかカッコ悪い…」「逃げてるみたい…」
そんな風に思う必要は全くありません! プロゴルファーだって、状況によっては積極的に刻みます。それは「逃げ」ではなく、リスクを最小限に抑えるための賢い「戦略」なんです。
特に初心者のうちは、「パーを取る」ことよりも「ダブルボギーより悪くしない」ことを目標にするのがおすすめ。そのためには、「刻む」勇気が不可欠です。
4. 「いつも通り」が最大の武器!ルーティンを大切に
コースに出ると、なぜか練習場のように打てない…その原因の一つが「焦り」や「プレッシャー」です。
前の組に追いつかれた、後ろの組が待っている、難しいショットを打たないといけない…そんな状況になると、どうしてもスイングが早くなったり、いつものリズムで打てなくなったりします。
【シンプルな考え方④】
どんな状況でも、ショット前の「ルーティン」を崩さない!
ルーティンとは、ショットに入るまでの一連の決まった動作のこと。例えば…
- ボールの後ろに立って、目標方向を確認する。
- 素振りをして、スイングのイメージを作る。
- アドレスに入り、グリップと足場を固める。
- ワッグル(クラブヘッドを小さく動かす動作)などでリズムを取る。
- テークバックを開始する。
この一連の流れを、毎回同じように、同じリズムで行うことが大切です。
「え、そんなこと?」と思うかもしれませんが、これがメンタルを安定させ、いつものスイングを引き出すのに非常に効果的なんです。
焦っている時ほど、意識してゆっくりとルーティンを行いましょう。深呼吸を一つ入れるだけでも、気持ちが落ち着きます。周りの状況に惑わされず、自分のペースを守ることが、ナイスショット(そして、OBや池ポチャを防ぐこと)につながります。
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今回もご紹介するのは堀川未来夢プロのチャンネル、1Hで攻めと守りのマネジメントを同時にプレーをしてプロ目線でそれぞれのマネジメントを解説してくれています。
【まとめ】考え方を変えれば、ゴルフはもっと楽しくなる!
さて、今回はOBや池ポチャを防ぐための超シンプルなマネジメント術として、4つの考え方をご紹介しました。
- クラブ選択の呪縛から解放される! (ドライバーだけがティーショットじゃない)
- 「打ってはいけない場所」を避ける意識を持つ! (安全第一!)
- 「刻む」勇気を持つ! (刻むは賢い戦略!)
- ショット前のルーティンを大切にする! (いつも通りが一番!)
どうでしょう? どれも難しい技術は必要なく、「考え方」を少し変えるだけですよね?
もちろん、ゴルフの醍醐味である「飛ばす快感」や「ピンを狙う興奮」を否定するつもりはありません。でも、特にコースに慣れないうちは、「いかに大叩きしないか」「いかにリスクを避けるか」という視点を持つことが、スコアアップへの一番の近道なんです。
OBや池ポチャが減るだけで、ゴルフは格段に楽しくなります! スコアが安定すれば、もっとゴルフが好きになるはず。
今回ご紹介したシンプルな考え方を、ぜひ次回のラウンドで試してみてください。「あれ?今日、OB打ってないかも!」なんて嬉しい発見があるかもしれませんよ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! ナイスラウンドを!
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